2007年3月19日月曜日

一番大事な

三月から土曜、日曜日が休日になりまして、気持ち、時間にゆとりが出来たせいか落ち着いてきた?という感じです。普段なにげなく見ていたお店のウインドウやCAFEを覗いたり、いつも車で通過していた道を歩き、古い友人とランチする、、etc

今、ママスのアトリエも16年の垢をそぎ落としてます。
私が帽子作りを始めて30年、この木型達も随分と増え貫禄がでてきました。これらが帽子を作る原型とでもいいましょうか、これがないと出来なかったのです。が、時代の流れでこの木型が高価という事や木型職人さんとの<フォルム>出しのコミュニケーションがうまく取れなかったりで木型が消えつつあります。今は簡略化して<チップ>という草や木の表皮を石膏で固めた物を用いたり、お洋服を作る時のように型紙を使用することも増えてきました。

世の中に出回っている帽子の多くは中国、韓国でほとんどが作られています。ママスの帽子は時代に逆らって一つ一つ丁寧に作っています、<おわかりいただいてる方はおわかりいただいてる>と思います。これこそ<スローハット>ストローでないですよ!

先日近所の方が木型をお持ちになって「昔帽子を作っていたのですが、もう作ることもないので、それに捨てるに捨てられない」」「そうですよ、こんな大事な道具を」結局ママスでお預かりすることになりました。

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