2010年4月30日金曜日

これも化粧


先月末よりママスはすっぽりと大きな袋を被っております、、このクドービルが12年も経ち防水・改修工事に入っているからです、ようは<化粧直し>です。ママスがお向かいのビルからお引越しをして早12年ということはママス・パレードが生まれて20年。早いというのか未だまだというのか?当たり前ですがこの20年は紆余曲折、落ち込む時もあれば有頂天に喜ぶ時も、正直な話、止めざるを得ない時もありました。常ずねいつか「皆様に感謝とお礼の念を表したい」と思っております。
先日お客様「気分がふさぐ時、帽子のことを考えると楽しく、嬉しくなっちゃうのよね、、、」私も同じです、、とつい言いそうになり、うれしくて涙がこぼれました。
明日から5月、連休は快晴とのこと。帽子かぶってお出かけでもしましょうか!

2010年4月14日水曜日

一人芝居


先週作家・井上ひさし氏が亡くなったとの報。折りしも女優・渡辺美佐子<化粧>のチケットをやっと手に入れて万歳!の間もなくのことで驚きと悲しみが混ぜこじゃになっちゃいました、、、叉素晴らしい才能、溢れるユーモアと人間魑魅魍魎を持ち合わせた作家がいなくなってしまいました、残念です。ファイナル公演<化粧>を森下のベニサンピットで観たのは多分15年前(もっと前かも)のこと、、まだどなたも一人芝居を演じていない頃「こんな掘っ立て小屋みたいなところで演るのか、、、」怪訝な趣きの、心寂しい芝居小屋がまさにもうそれが舞台となっている演出、、これも原作者・井上ひさしの思うところなのでしょう。舞台は旅回りの女座長が化粧台に向かって(客席に向かって)化粧をしてゆく、客席の私達には化粧をしながらの彼女の人生を知る、、、俗に言う<涙と笑い>なのですが、一味も二味も違うのです。
私もタクサンの<演劇>を観させていただきましたが、明日も観たい!と思った芝居は後にも先にもこの<化粧>でした。

2010年4月9日金曜日

トイレの神様


コンサート前日広告代理店勤務友人と「明日、なんとかの神様って言う唄のコンサートがあって、お誘いを受けたんだけど行ったほうが良いかな?」「さっすが早いね、そりゃ行かなきゃダメだよ、美人だし今年の紅白にもでるだろうな~話題だぜ」という薦めで渋谷ライブに。実はママスの昔からのお客様の事務所の歌手さんなのです。
前日の「美人だし」、、の言葉がやけに耳に残り(おっさんです!)トイレの唄を聴いたらすぐに帰ればいいし~なんて気持ちで会場に~着くや否や、私の不謹慎な自分の勝手なイメージをとても恥ずかしく思えました。ギターを抱えた彼女は、噂通り美しい、細いけど声量感がある歌声、一つ一つ丁寧な語りや唄、決して平坦でなかった<歌手>としての道のりを、いとも簡単に笑いで払いのけるところはスゴ-イと思えた。おしゃべりや、唄を聴いていて、あら?誰かこんな感じの人がいたよな~~~そうだ、彼女は<さだまさし>なんだ、人間のキビ、日常の観察、出来事をうまく纏め上げるところなどは。さて開演から1時間半待ちに待った10年に一度の名曲<トイレの神様>はやはり泣けた。多分会場にいたほとんどの人が涙、あるいは感動しているように思えた、ハンカチで目頭を押さえている7,80代の方がた、茶髪にピアスジャラジャラの男の子も泣いていた。。。