2011年4月6日水曜日
NHKBSにて<山田洋二の選ぶ100選・家族編>を二日連続で観ました。昨晩は木下恵介監督昭和29年作品<二十四の瞳>何度観ても毎回感動します。瀬戸内海、小豆島で小学校の教員・高峰秀子が素晴らしく躍動的、高峰秀子という女優が存在することで、この映画の良さが生まれたのではないかしら。機会がありましたら是非観て欲しいです、純な心になれます、、、一昨日は小津安二郎監督昭和28年の作品<東京物語>。尾道から子供を訪ねて東京に来る、、実の子供には邪険にされるが嫁の原節子だけが親切に迎えてくれる、、こんな昔の映画ですが今でいう家族・老人問題。話は山も谷もなく、たんたんとしてるのです、が、訴えたい!わかって欲しい!ことを<言葉>や<動作>で強く表現するのでなく、只々静かに、ジワーッと観ている私達に伝えてくるのです。忙しい子供達に無理やり行かされた熱海の温泉にて、東山千栄子・笠智衆の二人が語らう「私達、結構しあわせなほうかもしれませんよ」「そうだね、、結構しあわせなほうかもね」この台詞がやけに耳から離れません。
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