2010年4月14日水曜日

一人芝居


先週作家・井上ひさし氏が亡くなったとの報。折りしも女優・渡辺美佐子<化粧>のチケットをやっと手に入れて万歳!の間もなくのことで驚きと悲しみが混ぜこじゃになっちゃいました、、、叉素晴らしい才能、溢れるユーモアと人間魑魅魍魎を持ち合わせた作家がいなくなってしまいました、残念です。ファイナル公演<化粧>を森下のベニサンピットで観たのは多分15年前(もっと前かも)のこと、、まだどなたも一人芝居を演じていない頃「こんな掘っ立て小屋みたいなところで演るのか、、、」怪訝な趣きの、心寂しい芝居小屋がまさにもうそれが舞台となっている演出、、これも原作者・井上ひさしの思うところなのでしょう。舞台は旅回りの女座長が化粧台に向かって(客席に向かって)化粧をしてゆく、客席の私達には化粧をしながらの彼女の人生を知る、、、俗に言う<涙と笑い>なのですが、一味も二味も違うのです。
私もタクサンの<演劇>を観させていただきましたが、明日も観たい!と思った芝居は後にも先にもこの<化粧>でした。

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