2010年2月17日水曜日

教えてくれたこと


前回ブログに登場の鈴木一誌氏より亡き母上の短歌集<路地に花咲く>を頂戴しました。母上は50歳を越えたころより詩、短歌を学び、65歳という若さで逝去されたと。本作りのプロの息子として、早く母の<本>を出したかったが、なんと22年も経ってしまった~と。自分の息子に本を作ってもらう、、、それも素敵だな。<習う>ということと歳(トシ)とは関係ない、60歳でも70歳でもその気持ちが大事だ、、と作家・渡辺淳一は言っています。叉誰だか忘れてしまいましたが、死しても魂は生きているダカラ学び・挑戦という行動に「もう遅い」ということはナイ、、、もし今年こんなことをやってみたいとか、学びたいという気持ちがおありでしたら、今日の力強い言葉を思い出してください。偶然来店いただいたM様「ねえ、あなたのメールアドレス教えて?」と携帯を取り出し「年寄り用の電話とメールのみの機種を勧められたんだけど、あれだとSDがついてないので写真が取り込めないのよ~~」「ふむふむ」「今パソコン教室通ってるんだけど楽しいわね、82歳でこんなに世界が広がるとは!」私もパソコン・マッコト詳しくないのですがこのM様のアグレッシブな行動には驚かされました、世界がひろがる、、、と。


さて、鈴木サダ子様の短歌から最初に作られた作品

 勇気もて歌をはじめし五十路妻にノート買いきてはげましし夫

次はとても情景が浮かぶ、一誌氏の奥様とのこと

 味噌汁の実の切り方さえ異なるを諾い帰る子の新居より

そして病の床よりの遺作

 会い会うは句読点に似て明日よりまたそれぞれのひたすらな道

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