2010年2月20日土曜日

インビクタス


バンクーバーオリンピック開催中だからこそ観て欲しい映画<インビクタス>は3D(アバター)やパン屋モノ、兄弟映画が華やかに宣伝されているなかで、地味にコツコツじわじわと映画の良さが伝わってきています。監督クリント・イーストウッド。「チェンジりング」「グラントリノ」そしてこの「インビクタス」と最近の彼の三部作といわれています、ほんとに彼はイイ作品を作ります、、ノンフィクション・実際に南アフリカ・ヨハネスブルクで行われたアメリカンフットボールの<ワールドカップ>の話です。時はマンデラ大統領が獄中生活から開放された年から、いつも敗戦してしまう弱い<チーム>をマンデラ大統領の熱い指導力をもってして一躍優勝にへと導くストリー。私の文章力にして「面白そう」にならないのですがオスギピー子風にいえば「絶対に観なくちゃダメ、男どもが観てグッと成長して欲しいわ」と言いそうです。ひょっとしたら先日韓国戦で負けた岡ちゃん他御一行様たちはもうご覧になったのかしら?

2010年2月17日水曜日

教えてくれたこと


前回ブログに登場の鈴木一誌氏より亡き母上の短歌集<路地に花咲く>を頂戴しました。母上は50歳を越えたころより詩、短歌を学び、65歳という若さで逝去されたと。本作りのプロの息子として、早く母の<本>を出したかったが、なんと22年も経ってしまった~と。自分の息子に本を作ってもらう、、、それも素敵だな。<習う>ということと歳(トシ)とは関係ない、60歳でも70歳でもその気持ちが大事だ、、と作家・渡辺淳一は言っています。叉誰だか忘れてしまいましたが、死しても魂は生きているダカラ学び・挑戦という行動に「もう遅い」ということはナイ、、、もし今年こんなことをやってみたいとか、学びたいという気持ちがおありでしたら、今日の力強い言葉を思い出してください。偶然来店いただいたM様「ねえ、あなたのメールアドレス教えて?」と携帯を取り出し「年寄り用の電話とメールのみの機種を勧められたんだけど、あれだとSDがついてないので写真が取り込めないのよ~~」「ふむふむ」「今パソコン教室通ってるんだけど楽しいわね、82歳でこんなに世界が広がるとは!」私もパソコン・マッコト詳しくないのですがこのM様のアグレッシブな行動には驚かされました、世界がひろがる、、、と。


さて、鈴木サダ子様の短歌から最初に作られた作品

 勇気もて歌をはじめし五十路妻にノート買いきてはげましし夫

次はとても情景が浮かぶ、一誌氏の奥様とのこと

 味噌汁の実の切り方さえ異なるを諾い帰る子の新居より

そして病の床よりの遺作

 会い会うは句読点に似て明日よりまたそれぞれのひたすらな道